シンポジウム
テーマ “APPROACH”
“紙”という、人類が産み出した発明品は、その誕生を境に、世界を大きく変えてきました。ものを創り出すことにより、人は人に成り、文明は進化してきました。自然を身近に感じることができる、革新的な発明品であった “紙”。現代社会において、“紙”の使われ方、捉え方も大きく変化してきています。
インターネットという通信システムの登場によって、グローバリゼーションを迎えた現代社会では、世界は狭くもなり、また、いろいろなことを身近に感じることができるようになったことで、世界は広くも感じられるようになりました。伝達能力という意味で、紙の誕生は、インンターネットの誕生に似ている側面があります。インターネットや AI の登場により、激変しようとしている未来社会に向かって、私たちはどのようにアプローチしていくことが求められるのか?
この度豊田市において、国際的な紙フォーラムが開催されることを機会に、その登場により、同じく世界を激変させ、社会に大きな影響を築いた“紙”を通して、人がものを創り出していくということを “紙”に関わる専門家や、豊田市を代表する製造業のリーダーを交えて、いろいろな角度から意見を交わし、ものづくりの未来を、今一度問い直すシンポジウムを行います。
※新型コロナウイルスの影響に伴い、開催の内容は変更になる場合があります。
会期 | 2021年10月9日(土)13時00分開会 |
場所 | Zoomにてオンライン配信 |
その他 | 視聴無料 下記の関連リンクをクリックした後に出る画面にお名前、メールアドレスをご登録いただくとご視聴できます。 10月9日13時より開演ですが、12時30分よりZoomにお入りいただけます。 開会時間の前後は回線が混み合いますので、お早めにお入りください。 (一度画面を閉じられますと、登録のやり直しとなります。ご注意ください。) |
関連リンク | Zoom登録はこちらから |
プログラム
13時00分〜
開会挨拶
13時15分〜13時45分
基調講演
中北喜得 氏(全国手すき和紙連合会副会長)
13時45分~14時30分
プレゼンテーション
臼杵 有光 氏(京都大学 生存圏研究所生物機能材料分野 特任教授)
14時30分〜15時15分
プレゼンテーション
小林 康生 氏(越後門出和紙代表)
15時20分~
特別講演
坂 茂 氏(建築家)
タイトル
『作品づくりと社会貢献の両立を目指して』
1957年東京生まれ。84年クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)を卒業。82-83年、磯崎新アトリエに勤務。85年、坂茂建築設計を設立。95年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、同時に災害支援活動団体 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN)設立。主な作品に、「ニコラス・G・ハイエック・センター」、「ポンピドー・センター・メス」、「大分県立美術館」などがある。これまでに、フランス建築アカデミー ゴールドメダル(2004)、アーノルド・W・ブルーナー記念賞建築部門世界建築賞(2005)、日本建築学会賞作品部門(2009)、ミュンヘン工科大学 名誉博士号(2009)、フランス国家功労勲章オフィシエ(2010)、オーギュスト・ペレ賞(2011)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、プリツカー建築賞(2014)、JIA日本建築大賞(2015)、紫綬褒章(2017)、マザー・テレサ社会正義賞(2017)など数々の賞を受賞。ハーバード大学GSD客員教授、コーネル大学客員教授(2010)を務め2011年10月より京都造形芸術大学教授。現在、慶応義塾大学環境情報学部教授。
16時40分~
座談会
閉会挨拶